未完成交響詩 47番 「アフリカ」/馬野ミキ
 
て彼らとであった
彼女たちと。
ありのままだった
こわかった
火を焚いて祭りの最中だった
聞いたこともない詩の朗読の仕方で
聞いたこともない詩の朗読を彼らははじめた
歌なのか叫びなのか笑顔なのか感情なのか言語なのかオレはカテゴライズ出来ずに脳がPUNKし、
つまり「おびえる」という反応を彼らに返してしまった。
彼らは怒った
彼らはオレに愛されていなかった
彼らは未知のものに愛されず悲しみは怒り
俺たちは戦争をおっぱじめるしかなかった
衣服は急速に資本を手に入れ一般事務はタイトスカートを履いた
拘束を、
オレは泣きながらジープのアクセルを踏んだ
ナッシュビルを-
満月だった。
炭酸のないシリア製のコーラをガブ飲みしながら。

オレはアロハシャツに着替えホテルのシーツにもぐりこんだ
株式はしだいに値をつけ上場していった
人間はまずはじめに自分たちに似せてマックを作りアップル社を設立した。

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