孤独についての神との対話/けんご
私が孤独であることについて
私はいく度も神に訴えた
神に信頼し
愛すべき人を愛し
忍耐を学んだ
緑の憩いの水際に導いていただけるように
期待し
祈り
信じ
語らった
しかし
私は孤独な者となった
神は知らないのでない
真実を告げないのだ
私は神に向かって
嘘つきと言い
神を責めた
しかし
神は言う
私は知らないのではない
あなたは祝福されている
けれど私は孤独な宇宙の片隅で
神に泣き言を言う
ただ何があろうと
人が止めようと
自分の身に何が起ころうと
神に従う
過去に神に従った者がそうしたように
私は口を慎もう
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)