空のタマゴ/
ぽえむ君
空にタマゴが浮いている
白くやわらかく
ふわふわと浮いている
この空にも
向こうの空にも
何のタマゴなのか
わからないけれど
きっと一つ一つの夢が
生まれるのかもしれない
大きかったり小さかったり
どれもが何か意味をもち
誰かがそれを見上げてる
青い空の中で割れるのではなく
地上に落ちてから
みんなのところへ
羽ばたいてゆくのだろう
ぼくに一番近いタマゴはどうやら
小さそうだけど
そのくらいがちょうどいい
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