苺を求むる/カンチェルスキス
すっかり忘れていたのでございますが、足の裏の懐疑という二文字は点滅もやめ、周囲のみなさんに見られても恥ずかしくないような文字に変わっておりました。苺を求むるためにお出かけ差し上げたのでございましたが、わたしはおうちに戻る頃には、すでに苺になっていたのでございました。この話に似たような格言で昔、確かこんな言い回しがございました。
「第3のビールが新しくなった」
記憶は定かではございません。近頃、黄砂の影響でぼぉーとしておりますので。
帰ったら、さっそく、わたし、苺をいただこうと思っております。
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