光纏う絶景/P.B.
 
あなたに揺れる夏色の午後
ふざけた軌道を描きながら
私の魂は
花々の嬌声を背景に
太陽の花へと墜落する

真実は一つであるはずないのに
私は眼前の現実が
唯一つの真実であると連呼する

そして再びあなたに揺れる

戻る   Point(2)