言葉の欠片に/
ぽえむ君
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる
わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思い出されてくる
今まで
何も感じなかった言葉たちが
つながりあい
溶け込みあい
新たな言葉として
生まれてゆく
これから
生まれてくる言葉たちが
結び合い
連なりあい
新たな道として
流れてゆく
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