七十二歳になりて/生田 稔
 

 キリスト教国の主たるものはアメリカ合衆国であろう。第一次世界大戦以来その大きな影響力は無視できない。第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク紛争その他の様々な交戦事変にアメリカ合衆国は関係している。
 初期クリスチャンの時代のローマ帝国の立場に非常に似ている。グローバル化した世界に在ってこれからも影響し続けるであろう。それだけに被害利害を意識する国々も多いので微妙な立場であるが、世界の平和のためには、この国のこれからが大いに注目すべきであることを気づいている人も多いに違いない。
 今日はよく晴れて気持ちの良い日である。
私の健康状態は良い。68歳の時心筋梗塞をやったが、た
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