心無い人 心無い言葉/相良ゆう
 


人にとっては感情的に生きることは自然なことです。
そしてその感情は人を実行へと駆り立てます。

本当に恐ろしいのは
実行の伴った言葉です。
感情は人を実行へと誘うから恐ろしいのです。

そして問題は、現実と仮想現実との間には
あきらかな乖離があるにもかかわらず、
現実と仮想現実とが言葉によって乖離を超えてつなげられ、
その言葉に付与された感情が
現実世界においても仮想現実の世界においても
人を実行へと駆り立てるということです。

私は以前、現実の世界と物語の世界という散文の中で
人の問題的状況の説明に挑戦してみましたが、
それが形を変えて現れているのではないかと思います。

言葉と解釈
人と解釈
解釈とは何かを考えるときが来たのかもしれません。

少々長く、しかもまとまりの無い文章になってしまいましたが、
最期までお付き合いいただきありがとうございます。
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