光の翼が舞い降りる/
ぽえむ君
静かな静かな夕暮れに
光の翼が舞い降りる
晴れた日の夕暮れにしか
現れないその翼は
大きなビルをいくつも
すっぽりと翼の中に入れてゆく
やがて翼は
だんだん小さくなってゆき
夜の中へと身を潜む
翼はいつしか
空に星々を散りばめて
一つ一つの羽を
大切にしながら休めている
また明日も
夕暮れが静かになれば
大きな翼を広げて
金色の羽で全てを包み込む
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