割と自堕落な二十代後半の俺の精一杯のふるまいの一端を垣間見た時間帯と街灯の下の侍/SAMURAII/ひろっち
 
帰り着いて、パソコンを開き、眺め、水を飲む。
明日に残らないよう、ぐいぐい飲む。
窓ぎわにぴたっと頬をあて、熱を吸い取られる感触に浸りながら、街灯をぼんやり眺める。

一人の侍が、
街灯の下で誰かを待っている。

もちろん腰に刀を下げており、
何があるわけというわけでもない正面をキッと睨みつける。


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シャワーを浴び、また部屋でビールを開け、テレビから流れる昔のメロディを懐かしんで、オリンピックを思い出したり、学生時代を思い出したり、振った女、振られた女を思い出したり、懐かしんだり、
水を飲む、明日に残らないよう、ぐいぐい飲む。ビールを飲みながら水も飲んで
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