山翡翠/はらだまさる
 
、知らない
切手にに描かれた鳥は
何て名前だろう
しらねえ


何何もの
にもなりたくたくない
どんな何ものにも

政治的
経済的な
空が覆い被さって
夜が冒され
歩行者道路に
歩行者道路に
うず、うずくまり
全部を

「」する

切手も
ツバメも
シダ植物も

溶ける
風景の端っこが


みかんの汁、汁で描かれた
年賀状を炙る、
炙る

出て来い、
大吉

レントゲン写真や
骨折してギブスしてる友達に
憧れた

雲に
なりたかった

流されて
形を変えて
消えて


「どうでもいいじゃねえか」
とい
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