幼い子供のように/ジム・プリマス
カオスにどっぷりと浸かって
空から限りなく降り続ける
塵のような哀しみを胸のうちで
受け止めるだけのこんな夜は
ただ、不明瞭で不確かな
寂しい印象だけが
自分の中で大きくなっていくだけのようで
また、お定まりの憂鬱へと沈んでゆく
決して若くはない
でもまだ遅くはない
そんな確信は捨ててない
それでも僕は夢を見る
すぐに崩れ去ってしまう
儚い夢を積み重ねてゆく
他にすることがないみたいに
どうしても夢見ることを
止めることが出来ない
可笑しくもあり、悲しくもある
現実はいつもカチンカチンに皮肉だらけで
でも僕は夢を見続ける
まるで幼い子供のように
答えが泉のように湧き出してくるのを
なんのあてもないのに
待ち続けている
戻る 編 削 Point(1)