幻想と真理の彼岸で/板谷みきょう
 
からであろう。
その方法は様々ではあるが、おおよそ思想哲学と宗教と科学に分類される。
個が選択する上では快と不快が指向性を決定する。
知覚(視・聴・嗅・味・皮膚)と感情(喜・怒・哀・楽)と感覚(痛・苦・痒・好・嫌)、そして欲求(生理的欲求・安全の欲求・親和の欲求・自我の欲求・自己実現の欲求)が真理の存在を明確にしてくれる。

「絶対というものが無いという絶対」や、「不動の(揺るぎ無い)真理はないという不動の真理」とか「自明の(明らかな)論理は無いという自明の論理」とかが。
 僕の中で今でも虚無の嵐のドラムみたいに、アッケラカンカラカンカラと鳴り響き続けている。

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