crap/maynard
 
人を纏った邪悪な魂
俺は詠う 嫌われる詩を
毛嫌いされ 足蹴にされ
端に寄せられ 掃き溜めに追いやられる

もうすでに一張羅はボロ衣装
立っているのがようやくで
あいつ等は考えてる
とどめを刺すには杭が必要か
火が必要か 聖水が必要か
十字架にでも貼り付けてみるか

俺はきっと廃墟に住んでいる
そして何故だか今日も家賃が払えない
夜ともなれば焚き火で暖を取って
寒さで目覚めるんだ

雨がシトシト
空は灰色で魂も灰色で廃墟も灰色なんだ
そして何故だか今日も家賃が払えない
傘も無いから外には出れなくて
焚き木は湿ってバチバチいって
まだ震えてる
俺の魂
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