燃え尽きたあとに駆け抜けて/アマル・シャタカ
愛するという言葉はいらない
もう君はいないのだから
別れの言葉もいらない
戻らないと誓ったのだから
わたしの心のポケットには
誰の手も入らなかった
だから小さくもなかったし破れることもなかった
あなたの手の代わりに
わたしのポケットでは今も希望がうずくまる
悲しみの涙で洗い喜びの涙で洗ってきた
キラキラと小さな小さな
前だけを見つめればいい
瞳は後ろを見るようにはできていないのだから
再び暗闇に包まれることもあるだろう
そんなときは
優しく眠りポケットからそっと
輝けるものを見つめて
思いの数だけ思い出の数だけ
わたしの後ろ髪は重くなった
束ねて切り今
風に流す
艶やかなる日々よ
さようなら
わたしは行く
流された思いのために
ただ走れ
人はなぜ愛するか
人はなぜ別れるか
過ぎてしまえばすべて還らぬ
昨日までの夢を置き
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