記憶の箱/
アオゾラ誤爆
色を失くす
また夜が迫る
傍観者になりきれない
この街さえ
新しくなっていくのに
思い出せなくなる
みずみずしい指先が
どういう風に
この胸にふれたのかを
シャープペンシルを握る
華奢な曲線を
えがいた白昼夢を
思い出せなくなる
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