心の果て/ae96
 
 
「 心の果て 」


     走るように降りだしたスコールに

        傘を重ねるふたり。 


       毎日がまるで綱渡りみたいで、


    一歩間違えれば 振り出しという緊張感の中


    飾らない素肌だけが 唯一のつながりと疑わず


     僕たちは 理想に寄り添うように生きていく。



      愛し合うベッドのような部屋を出れば


          テロのような手口で 

         テリトリーを守るために


        ロジックという武器を手に取り

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