The soft feather story ?/優羽
? The earth's story
絶望と希望は同時にやってくる。
ひとりぼっちの神はずっと窓から地球を見ていた。
恐れられようとも人が好きだった。
なぜなら楽しいことも悲しいこともひとりでは感じられなかったからだ。
しかし、永遠という時間は長すぎた。
時代は流れ、それがいたということを知る人はいなくなり、
神は「存在」しないモノとなった。
そしてそれはついに小さな奇跡を起こすことに決めた。
痛みに目を覚ますとそこは知らない場所だった。
1本の道だけがどこまでも続いていた。
右も左も砂の中にコンクリートの道があるだけで、
他には何も見当たらない。
飛ぶこ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)