Only/maynard
 
動物園にしろ刑務所にしろ奴隷にしろ北朝鮮にしろ
囲われているモノを見ると
それなぜだか酷く自分のような気がして
辛くなってしまう
自分の居るべき場所ははっきりと分かってるんだ

人の波にもまれても独りだ
俺が掲げた風景など誰も気にしちゃいない
頭の中では大した物なのに表現するとそうでもない
もともと表現するべきではなかったのかも知れない
風景は底に溜まって独りでに年をとり歪んでいく

なぜお前は多くの愛を得られるんだ
均等に降りかかる情愛は俺にはノコギリの刃のようで
お前には天使の前髪のようで
お前はこの風景に溶け込んで
まるで今にも落ちて来そうなほど輝く星のようだ
そして仰向けになってお前を眺めてみたけど
未だに答えは見つけられない
だからふとした時に俺はやたらに独りを実感するんだ

なぜお前は沢山の愛を手に出来るんだろう
ここは在るべき場所なんだろうか
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