貨物船/maynard
 
糞餓鬼どもを引き連れて生きる糧を確保しろ
海は時化へと変化する
でもいつかまた凪がやってくるんだ

そいつはその、なんだ?
安っぽい流行歌に乗っかって
ロデオボーイの様に腰を振っているのさ
産まれつき持っている武器を使うのが大好きなんだ
箱の中、輪になって歌うのが好きで
映画よりAVの方がもちろん好きで
色んな穴を試したいと思ってるんだ
内面よりも外面ばかり気にして
まるで品定めをする準備をしているようだ
でも彼は余り深く考えないから
自分のしてる事も結果も知らないんだ
そして俺は言うんだ

「ああ、好きにしろよ。やっちまえよ。大好きなんだろ。
好きで堪らないなら、やっちまえよ。
分かるよ。良く分かるよ。好きで好きで堪らないんだろ。」

お前はもっと満たせる
馬鹿は阿婆擦れ
阿呆は娼婦
ドヂはダッチワイフ
マヌケはセフレ
熟れる前に付いた傷
船で運ばれる木箱に詰められた果実の様に
でもいつかまた凪がやってくるんだ
熟れるごとに広がっていく
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