言葉の咲く道で(ぽえむ君の弱音)/ぽえむ君
 
永遠に続くのではないかと思う
言葉の咲く道で
彼はずっと歩き続けて
ついに道の上に座り込んだ

そこから見上げる空も
言葉がたくさん見えていた
ほんの少し
ほんの少しだけ休もうか
ついに彼は弱音を吐いた
道には綺麗な言葉や美しい言葉
心を勇気づける言葉が
漫々と咲いてる
彼は目を閉じた

ほんの少し
ほんの少しだけ眠ろうか
しかし彼にはわかっていた
それが永遠に続いてしまうことを

まだ何一つとして
辿り着くところに着いていない
弱音を吐くほど
歩いてなんかいやしない

言葉の咲く道で
彼は起き上がった
そしてこれから進む道を
じっと見つめていた
そこには言葉がなかった
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