嗤うミハエル/シリ・カゲル
ギリギリでいつも生きていたいから
ミハエルは40にもなって婚姻契約を結んだ
それは男のケジメなんだそうだ
お相手は、上から88、56、87、69のナイスバディの持ち主
「やったな、ミハエル」
「ありがとう、リヒャルト」
俺たちは20年来の親友だ
「それにしてもいい女だ。いったいどんな手を使ったんだ?」
「ふふっ」
「まさかヤバイ薬とか使ってねぇだろうな?」
「大丈夫、いまのところ合法だ」
そう言ってミハエルが見せてくれたのは
AAH-HUN、これが悪名高いAXE EFFECTか
そもそも子役出身のはずのミハエルが
40まで色恋沙汰がなかったのは
政府系金融機関
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