ひっくりかえすひみつ/はらだまさる
 

どうすんねん
とか
おもいながら


なんで
なんで
ぼくが
アイツの
ケツふかなあかんねん、
とかおもって
ちゅうちょして
ただただ
じかんが
すぎて


みつるは
どげざして
ずっと
ずっと
あやまってて
ちまみれで
きっと
こっせつもして
あたまを
ふみにじられて


ぼくは
それをみて
みつるはいま
なにかんがえとんのやろう、
とかおもって


そしたら
くろいかたまりは
「ちょーしのってんなよ、ボケ」

みつるに
はきかけて
ついでに
ツバもはきかけて
どっかへ
いった


ぼくは

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