夜の窓辺に。/
チェザーレ
油絵の夜を逃げ出した。
すっかり晴れた気分だが
本物の太陽少し眩しくて
早速蕩けてしまいそう。
憧れた世界。
これが案外広いんだ。
憧れの在処は意外に遠いから
君に手紙を書くよ。
塗りたくられた僕だけど
骨は意外と太そうだ。
擦れた声とギターを担いで
生まれたままで会いに行く。
少しまだ寒いけど
赤い虫青い虫黒い虫
黄色い蝶々とびたって
きみに会いに行くよ。
出口はあちら。
さぁ。
少し眩しいけれど
きみがいるなら僕は行くよ。
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