陽だまりらせん/
ささやま ひろ
きのう吹いたつめたい風が
あれは冗談とほほえんで
春の粒子を散りばめたなら
さくら通りは魔法のアーチ
鳥がね
枝を渡って
ほら
花びらたちが
くるくると
くるくると
舞い落ちる春のかけらは
まるで夢をみているようで
僕は君とずっと二人で
いられるような気がしたんだ
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