言葉と言葉の間に/ぽえむ君
 
言葉と言葉の間には
言葉はないけれど
言葉にはならない
人から人への言葉がある
言葉は全ての中の
ほんの一部分の表れ
書かれてあることよりも
書かれていないことの方が
圧倒的に多くあるのだから
その言葉だけを見たり読んだりしても
それだけでは全てを
知ることも読み取ることもできない
書かれた言葉は人に語り
言葉のない言葉は人を黙らせる
それはまるで
知っている同士の人の間に
誰かとつながっているように
見えない大切な何かが必ずある
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