ぼくの明日への道/壺内モモ子
「明日へと向かって、前へと歩こう」
って、きみがいうから、
ぼくもついていくことにした。
きみは
ずんずんずんずん進んでいって
だんだん見えなくなっていった。
きみとぼくは
はぐれてしまった。
ぼくは
通りすがりのおばさんと会話したり
めずらしい花を見つけて写真に収めたり
ベンチに座って休憩したり
ときどき、歩いた道を引き返したり
そんな風にフラフラ歩いているから、なかなか前に進まない。
気がついたら、夜になって
僕の頭上には、たくさんの星が輝いていた。
あまりにもきれいで
朝がくるまで
ずっとずっと眺めていた。
今日
見たこと、感じたこと
こ
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