まどろみ/
山中 烏流
やたら愛したいと
願った朝に
透き通った
感情が薫って
くすぐる
(柔らかい、場所)
それはきっと
一粒の涙よりも
純粋で
濁りきった
色で
(それは、透明に近く)
嗚呼
心を
解き放てたら
どれだけ
楽
なんだろう
抱き締めた
この感情よりも
綺麗で
汚いものを
私は
知らない。
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