ごめんねの代わりに/紫苑
 
二度と君を傷付まいと

『中途半端な距離
 箱詰めにした言葉
 偽善で温くなった手
 夢を紡ぐ嘘
 ぬかるんだ居場所』

そんな臆病な優しさを覚えるよりも

君の痛みを少しでも癒せるような
君が泪を堪えなくてもいいような

僕はそんな優しさを
君に渡したかった
戻る   Point(3)