混迷の時代やら戦争やら、んで芸術が提示するもの/馬野ミキ
 

生きていかせなければならない
詩を書くか、死ぬか。
二つに一つ。
椅子に座ってる奴らの評価を待ってる余裕などない、

人類は地球のゴミで俺が社会の屑ならばいったん現実逃避して一句
ムーンウォークで地球を一周して元の場所に帰ってきて一句
俺は、他人に俺の未来を証明させない
俺は、
魔法使いだ。
今年三十一で、財布のなかに三百円ある。
先輩方は二千年間で何を成してきたのか疑問だ
キリストにしろブッダにしろ我と愛に溢れたただの天才で
戦後失われた父性は秋葉原で
俺たちは埼京線でいったい何をしているのか
たいていの子供たちは大人を大目にみている
テレビとかじゃなくてちゃんと創造したい! そしてプレイしたい!
魔法使いなんだ。

マサチューセッツ工科大学やウォール街とタメをはれる詩人の到来
詩人ってそういうのだよ。
きれいとか上手で詩をみてるってことが
戦争を起こす原因になってるってことに早く気づいたほうがいい。




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