「むげん」/ソティロ
 

菩提樹で瞑想、あるいはコールド・スリープ
100万年に一度舞い降りる天女の羽衣が岩に触れて
それがなくなるまでの 時間


宇宙全部みたら四次元行こう
そしてn+1次元
m+1回目の輪廻
r+1回目のビッグ・バン
 (略)
もはや無
 (略)
イメージの飛躍
は必要だ

そうして5,600,000,000年後
一旦戻ってきたぼくは
やっぱりオリトスで
全然偉くはなれなかったと思うけれど
ひとつだけ


ひさしぶりだったからか
廃墟で直線的に区切られた
青空



否、が晴れて

ちっぽけな自分のなかに無限があった




s+1回目の一からの
リトライ

あーあ

(n=1,2,3,… m,r,sも同様)


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