神様が舞い降りた夜/はじめ
 
 こんな夜に君は何を想う
 僕は君に会う度に好きになっていく
 外が死ぬ程しんとしていて
 鼻が凍る程冷え込んでいる
 その中で星は眩しい程に輝き
 数多のドラゴン達や冬の妖精達や様々な種類の精霊達が空へ昇って舞っている
 幻想的な夜だ
 今日は特別な日なんだ
 ピンク色の雲霞が空に立ち込めてきて
 ドラゴンや冬の妖精や精霊達が神様の降臨を首を長くしてお待ちなのだ
 僕は降臨の催し用に降っている大量の流れ星を見ながら君の家へとやって来る
 君も空を見ていて僕を待っていたようだ
 僕は君に会うのは3回目だ
 僕達は手を繋いで真っ白な息を吐きながら広場まで駈けていって 神様の
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