ラムネすい/玉兎
 

とざしたまま
あがいていた
なのに
わかって
もらいたくて

しっていることと
そのようにあることとは
ちがうのだと
ひとりの
みずは
かりん、と
こおった


きみは
まけずに
ひかりの
わを
いくつも
つくっては

かりん

からん

からん

と、

ひとり
よがりの
ぼくを
ならす

から

から

かり

かり

とけてゆく
みずの
おと

ひかる
びーだま
とおりこして

きみは
あわに
つめた
ことばで

ぼくを
とかした
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