太陽がまんなかの日/yangjah
だんだんと太陽とともに過ごす時間が
ながくなってゆく
日に日に
それでも
ここが夜なら
あそこは朝で
やっぱり地球はまんまるい
まださぶかったころに
浜寺公園行きの電車を
駅のホームの待合室で待っていたら
向かいに座った子どもがお母さんに聞いていた
「おばあちゃんちは今日何曜日?」
お母さんはやさしく
「おんなじ曜日やよ」
と微笑んでいた
ここが木曜日なら
あそこは水曜日で
それでも
太陽が地球を
半分こに照らす
2007年春分の日に
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