だんでらいおん/山中 烏流
黄金のかけらが
風に、吹かれている
だんでらいおん
綺麗だね
とても綺麗
アスファルトの
ど真ん中
仁王立ちしているさまが
とても
だんでらいおん
何を思うの
だんでらいおん
どうして
独り、こんな場所で
黄金のかけらが
雨に、打たれている
だんでらいおん
それでも君は
綺麗なんだ
雨に濡れても
変わらず
輝き続けているさまが
とても
だんでらいおん
何を思うの
だんでらいおん
生きるさまは
だんでぃーらいおん
黄金のかけらが
ふわり、変わっていく
だんでらいおん
やっぱり君は
綺麗なまま
白く微笑んで
やっと
生きた意味を遺せたと
笑う
だんでらいおん
やっと見つけたの
だんでらいおん
君はもう
独りじゃ、ないよ
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