春の心ばへ ★ 古語の宴 参加作品 ★/ぽえむ君
 
咲き初めし頃より花を想ひ
春のゆくへを知りつつ
時を愛づる心はまさに無常の心なり
花は目にて見るにあらず
心にて見るものなり
花のみに限らず
人とてまた同じ

花の咲く時を知り
ともに語らふ人を知り
時と人の心を知りてこそ
命あるものと覚ゆるなり
そこはかとなくおのづから
歌を詠む

花の咲く道を歩むは人の道
見ゆるは春の命の心
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