「詩人」の「資格」/ななひと
 
きだ、とか云々。しかし、実はこうした言質は根本からして間違っている。私の立場を言えば、そういう二項対立を立てることが、二項対立を助長することになる、と思っている。だいたい「ネット詩人」とはなんぞや、「活字詩人」とはなんぞや、と考えたときに、いや、考えることが既にそういう観念を成立させてしまっているのである。現実を考えれば、状況はもっと錯雑としている。いろんな人がいて、様々な場に「アクセス権」を持ちながら、多様な「アクセス権」を持った人が、例えば「現代詩フォーラム」などで接点を持つ、というのが本当ではないだろうか。
そして、「現代詩フォーラム」の中にも「格差」が存在する。それを可視化しているのがポ
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