さすらいのネット詩人/はじめ
彼はネットを流離うネット詩人
立ち寄った場所に掲示板があれば 何処とも構わず詩を書き残す
彼の行き先を知る者はいない 当然本人も分からない
気のままに無限のサイトを回り 足跡を残していく
しかしそんな彼にも目標がある
全ての掲示板に自分の詩を載せることだそうだ
自由奔放な彼にそんなことができるだろうか?
誰かに彼の意思を引き継がせないと無理だろう
しかし彼の旅は続く 孤独で後悔が多くて切ないはずなのに
彼は悟りの果てに辿り着く桃源郷(恐らくは最後の掲示板であろう)を夢見ている
そこには彼の尊敬する過去の詩人達が沢山集まっているのだそうだ
そこに辿り着
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