告白の日々/maynard
 
私は日々洗い流している。
黒い物を流し落とすたびに失っていく、糧を失った事すらあるんだった。
そしてどれだけ時が過ぎただろう。生きているのが不思議なくらいだ。

「此処は戦場か?此処は精神と言う魂を削る戦場なのか?」
錯覚してみるのだが、どうやらそれは当たっているらしい。
あのベトナム戦争の10年でのアメリカ兵の全死者の数をこの日本では3年で上回る。自らの命を絶つと言う行為で。
そこには武器も無く当然瓦礫の山も無いのだが、ベトナムより厳しい環境のようだ。
此処は戦場なのだ。紛れも無い酷い戦場なのだ。
生い茂る熱帯雨林のように敵も味方もハッキリしない。
戦場ならば
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