夢の世界/はじめ
 
 僕とクラスメイトの彼は困っていた不思議なお爺さんを助けて月から行く不思議な世界のことを教えて貰った
 不思議なお爺さんは実はサンタクロースで 翌日僕らの家に不思議な世界への乗車切符が届いた
十五夜の前夜 月は新月で満月になる気配は無かった
 翌日 まだ蓋は開いていなかった
 病院の裏山に汽車は来るらしい 発車時刻は深夜0時だ
僕達が待ちぼうけしていると 突然 遠くから汽笛の音が聞こえてきて 遙か彼方から闇に溶けた漆黒の汽車が虹色の煙を吐いてやって来た
 汽車は地上に降りると 中からシマリスの運転手が出てきた
 僕達は汽車に乗り込むと 汽車はゆっくりと空へ昇っていった
 途
[次のページ]
戻る   Point(5)