お前が敵でなかったら/
 
閉ざされた世界


変わらない運命


かなしい かなしい 物語










右手に握った刃


その手からも 刃からも滴る血


赤く染まる 僕ら


睨みあう表情は お互いひどく歪んでいて



その理由は痛いからじゃないだろう


その理由は憎いからじゃないだろう




僕らは所詮 宿敵同士


殺すか死ぬか それ以外なにがある?


それを僕らはよく知っている


変えられない事だと、よく知っている




互いの間に芽生えるのが許される感情は


憎しみ 殺意 ただそれ
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