空の下、浮遊するドアに手をかけ/紀茉莉
かけたときなのかもしれない。
私は移ろう。時とともに。
それでも、こうして日常がつながっているのは、たぶん、この体に、血が通っている、せい。
この”血”については、次回にでも書こうと思う。
空間と血と言葉はいつも同じような距離にあるような気がしている。
私から切り離された空間の言葉も、すぐ横にあったり、時々やってきたり、そういうことをしているように感じる。
いくつも切り離したその、空間への思いが、私を言葉に向かわせるのかもしれない。
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