立ち止まる少女/
乱太郎
立ち止まる少女 頬をほんのり膨らまして
空白が過ぎる 歩道の横に青い家 白い
カーテンが揺れている 微風に誘われて
春の兆し 桃色の折り紙 鶴を真似る
飛べない羽 海上で踊る光の群れ やがて
どこかに飛び立つ 感性の余韻を置き去りに
して 忘れることはない 初恋 告白の瞬間
立ち止まる少女 頬をほんのり膨らまして
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