ネバダガール/うおくきん
とを思っていろいろやってきたのに、全て空回りだったのかな?
そうかもね。
今まで生きてきて、僕は誰からも必要とされたこともないしね。
でも、一度でいいから誰かに必要とされたかったんだ。
もちろん誰でもいいってわけじゃないよ、君に必要とされたかったんだ、君にだけ必要とされたかったんだ。
・・・少なくとも僕にとって君は必要だったんだからね。
ソレだけはおぼえていてほしいんだ。
君が僕を殺してくれないのなら、僕は、君があの娘を殺したお気に入りのカッターを使って、君をおきざりにして死ぬことにするよ。
じゃあ、さよならだね・・・
おしまい。
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