ネバダガール/うおくきん
 

あの娘の返り血で血まみれになった君を抱きしめてあげたいんだ。
「君の血じゃないよ」、そうささやいてあげたいんだ。
たとえ、ソレが、僕の独りよがりでも、一方通行でもいいんだ。
だって、僕がそうしたいから。
もしも、君が僕を受け入れてくれるのなら、ソレほど嬉しいことはないだろうけどね。


・・・なんでそんなに怒っているの?
・・・なんでそんなに泣いているの?
親友だと思いこんでいたあの娘に裏切られたから?
仲良しだと思いこんでいたあの子達の交換日記から外されたから?
馴染んでいたと思いこんでいたクラスメイト達からいじめられたから?
わかったよ・・・僕が!!
憎い奴らを!
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