癖とスタイル(親指1000字エッセイ)/佐々宝砂
時々言葉の体操や練習をする。私の身体が七五をしみつかせているように、琉歌のサンパチロクを身につけたいと思って、無意味でもいいからサンパチロクで喋り続けたりする。これでリズムはかなりものにできる。
私にとってスタイルとは、スポーツ選手が特訓で身につけるようなものと似ている。何度も繰り返して自分のものにして、たとえ意識が飛んでても崩れないほどになったもの、それが私にとってのスタイルというものだ。あなたにとっては違うかもしれないけれど。
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