それを愛と呼ぶなら/アマル・シャタカ
 
影がありそして光があるように
光だけでは光は見えず
影のみでは闇も知れぬまま
互いの温度の違いの中に
愛する人の存在を感じ
すれ違うことで孤独を知る

寄り添うように生きることは
華麗でもなければ綺麗でもないという人がいても
独尊の世界では他者は無くまた
己の弱さを知ることもなければ
他者の弱さに目を向けることは無い

私は思う
「想い」とは相補性
あなたがいて私がある
互いの心の弱さや孤独を持ち寄って
よろめきながらもともに歩くこと

愛がなければ生きてゆけない
人は孤独ではいられない
人は独りでは人間とは呼ばれない
思いやる心の交差が生み出すものを
愛と呼ぶなら

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