誰かがいて初めて幸せと呼べる幸せ/蒼穹
 
蜜求め彷徨う蝶 肩を貸したつもりだったけど
触れてはくれなかった 僕は敵でしかなかった
そうやって言い訳して また君の心にもたれかかる

去り際に描いた燐粉 君の涙だったのかな
受け入れたい 受け入れられない そんな気持ちが
この埋まらない距離感を漂っていくけど もう 大丈夫

誰かがいて 初めて幸せと呼べる幸せ
僕と君がいるこの現実を 幸せと名付けよう
壁の向こう 夢の元素 僕らには光が溢れている

羽広げ彷徨う君 僕も飛び立ちたかったけど
許されはしなかった 僕はただの臆病者だった
そうやって嘆いて また君の心に閉じこもっている

揺りかごに描いた理想 全ては夢だったのかな
叶えたい 叶えられない 怖い そんな祈りばかりが
この見たくもない未来を塗り替えていくけど もう 迷わない

誰かがいて 初めて幸せと呼べる幸せ
僕と君がいるこの真実を 幸せと名付けよう
夜の向こう 夢の景色 僕らには光が溢れている

光が 溢れている
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