春の風を自転車に乗せて/ぽえむ君
 
春の初めのこの風と
自転車に乗って一緒に走る
どこまでも行けそうだ
上り坂は大変だけど
風が背中を押してくれる
温かく見守ってくれる
下り坂は楽だから
ぼくの背中に風を背負ってあげる
さわやかに喜んでくれる
どこまでも走れそうだ

あの輝く海まで走ってゆこう
この風を海に見せてあげよう
車輪がクルクル回ってる
丘の大きな風車も回ってる

この風ならどこまでも行ける
ひょっとしたら
あの白い雲まで行けそうだ
海の風に出会えたら
山の風と三人で
空の風のところに行きたいね

春の風がそろったら
みんなを自転車に乗せて
どこまでも走ってゆきたいな
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