知っているか/水在らあらあ
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ 殺すのさ
そうして船の上で
ぎらぎらした日を浴びながら
君の肉を喰らう
君はそんなに可愛くて透き通る波を突き抜けて純粋だから
おいしくもないのに 食べたって
血しぶきを上げて朝日が立ち上がってくる
それは今日っていう日の泣き叫ぶ誕生の瞬間だ
血ははりついて 潮風ですぐにかさぶたになる
この島で 俺達は脅えて目覚めて
かさぶたと 雑草と 涙のあとでかさかさで
少し 恥ずかし
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